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2012年9月 オリックス劇場


楽しかったです!もう好きな歌だらけで、もっともっと聴いていたかったです。

4人ともそれぞれ声や仕草が本物そっくりで、歌も楽器もめちゃ上手くて、さすがブロードウェイ・オリジナルキャスト。
特にトニー賞を受賞したJerry Lee Lewis役の俳優さんはピアノがすごく上手でビックリしました。後ろ向きとか足でとかムチャクチャなパフォーマンスでピアノを弾くところがカッコ良かったな~。

Johnny Cashも低音の魅力という感じで、「Sixteen Tons」や「Ghost Riders in the
Sky」は地味ながら心にくるものがありました。
やっぱり彼はレジェンド、オンリーワンという気がしました。

派手なロックンロールも楽しかったし、4人でアカペラでゴスペルを歌うところも感動しました。

いちばん良かった曲は「Brown Eyed Handsome Man」。Paul McCartneyが「Run Devil Run」でカバーしていて、アコーディオンのソロが好きで気に入っていた曲でした。またバンドに持って行こっと。


Elvis Presley、Carl Perkins、Johnny Cash、Jerry Lee Lewisを生んだMemphisのSun
Records。
1956年12月4日に偶然この4人がスタジオにそろい、セッション・レコーディングをしたのがこのミュージカルの舞台です。

実は10年前にSun Studioに行ったことがあります。
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当時のデータを引っ張り出してみましたが、なぜか全然写真を撮っていないので、そのとき一緒に行ったGracelandの写真を載せておきます。
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2012年7月 New York Shubert Theatre


2010年のトニー賞ミュージカル作品賞を受賞した作品。

テーマは、白人と黒人音楽の融合、そしてロックンロールの誕生といったところでしょうか。
1950年代当時、タブーとされていた黒人音楽をラジオで流した白人DJをモデルにした物語です。

音楽はオリジナルですが、それらしい感じの曲ばかりなので、この時代の音楽が好きな人には楽しいミュージカルです。
衣装も女の子はポニーテールにパラシュートスカート、サドルシューズでめちゃカワイイ
男性もリーゼントにボーリングシャツとか切り替えしのジャケットとか。

私がいちばん楽しんだのはダンス。
振付が凝ってるなぁと思いました。

ストーリーは、成功→挫折→復活みたいなよくある話なので、わりと理解できると思います。
ただ、やっぱり細かいジョークとかは取り残された感じに・・・(-_-;)

ガイドブック等に"ヒロインの黒人女性の歌は必聴"とありますが、主人公の白人男性の歌唱力も素晴らしかったし、個人的にはこちらのほうが好きでした。


余談ですが、私は3階(Balcony)のいちばん前の席を取ったのですが、高くて落ちそうでめちゃくちゃ怖かったです!
前の柵が低いので、(そんなことはないと思いつつ)後ろからポンと押されたら真っ逆さまと思うと、恐ろしくて劇に集中できませんでした。空いていたので、インターミッションの後、後ろの席に移動しました。
高所恐怖症の方には絶対おすすめできないシートです。

Rock of Ages
2012年7月 New York The Helen Hayes Theatre


正直言って、このテの音楽はあまり趣味ではないのですが、ウェブサイトを見ると知っている曲がたくさんあったので、観てみることにしました。

意外にもかなり楽しめました。

趣味じゃない音楽とは言え、私の世代にばっちりハマっていて、軽音楽部に入っていた学生時代、周りの男の子たちがよく聞いたり演奏したりしていたなぁと懐かしく思い出しました。

「We're Not Gonna Take It」「Here I Go Again」「More Than Words」「Any Way
You Want It」「The Final Countdown」「Heat of the Moment」「Don't Stop
Believin'」…このミュージカルで聞くと、これらの曲もすごく良くて、観終わる頃には「こういう音楽もけっこういいやん!」とすっかり洗脳されていました。

Drew役とStacee役の男性二人の歌唱力が抜群で、ハイトーンボイスがとにかくカッコ良かったです。

ストーリーはいたってシンプル。ですが、会話の内容は理解するのがかなり難しかったです。
周りは大笑いなのにずっと取り残されていた感じ。
理解できたとしても、何がおかしいのやら??それが、アメリカンジョークなのでしょうけど。

例えば、
女「私、あなたのことずっとゲイだと思っていたわ」
男「僕はゲイじゃない。"gentleman"なだけだ」
ここでドカーンと笑いがくるのですが、笑いのツボが全然わかりませんでした。

全体的に卑猥で下ネタ満載です。まぁ、酒とか麻薬とか女とかそういう内容の音楽ですから…。
私たちの前列には全員メガネをかけた真面目そうな一家(両親と小学生くらいの男の子)が座っていましたが、なんだか気まずそうな感じでした。
音楽は大音量で、前列の男の子はずっと耳をふさいでいました。でも、私はそううるさく感じませんでした。

舞台上に4人編成のバンドが常にいて生演奏をするのですが、ギターの二人はNight RangerとBlondieのメンバーらしいです。
ドラムはアクリル板に囲まれているのですが、その上には「Don't feed the drummer(ドラマーにエサを与えないで)」の文字が(笑)
ギターの人はいっぱいピックを投げてくれます。私の隣の席の人がキャッチして、ファンじゃないけどちょっとうらやましかったです。

こういう音楽が好きな人にはきっと2時間半、夢の世界だと思います。

他の劇場では滅多にないのですが、飲み物の持ち込みが禁止で、入場前の手荷物検査で没収されてしまいます。
場内で上演中も飲み物を売り歩いているので、お酒を買って飲みながら観てくださいというスタンスのようです。
私は貴重な日本のお茶を取り上げられてしまったので、観に行く人は要注意です。

The phantom of the Opera

2012年7月 New York Majestic Theatre



言わずと知れた人気ナンバーワン、ロングラン記録を今も更新中のミュージカルです。

以前、アメリカにホームステイしていたときに映画を見たことがあって、字幕がなかったのでストーリーを完璧に理解できなかったものの、楽曲の素晴らしさだけで充分に楽しめたことを覚えています。
・・・が、「いつも演っているので、いつでも観られる」との思いから、ずっと後回しになっていました。

観た結果、「なんでもっと早く観なかったのか!」と後悔。
もっと早くに観ていれば、ニューヨークへ行く度リピートしていたと思います。

キャストの演技や歌、舞台装置と衣装の豪華さ、ストーリーと楽曲の良さ、全てにおいてとにかく感動しました。

特にファントムの役者さんのねちっこい歌い方と演技が役にピッタリで、それでいて全編に流れる彼の悲しみや切なさにぐいぐいと引きこまれました。
ラストシーンはファントムの思いの深さに胸が締めつけられ号泣でした。ミュージカルでここまで泣くと思いませんでしたよ、ホント。
ファントム役はHugh Panaroといって、バーブラ・ストライザンドとツアーを回る実力者らしいです。

音楽のクォリティの高さもこのミュージカルの魅力です。
「Think of Me」「Music of the Night」「All I Ask of You」など名曲がたくさん。
ヒロインのクリスティンが歌う「Think of Me」、ラストの聞かせどころを生で聞くのをとても楽しみにしていたのですが、後ろの席のおじさんがええとこで咳き込んで…もぉ~

いちばん好きな場面はみんなで「Masquearade」を歌う階段のシーンなのですが、こちらはきらびやかで豪華で壮観でした。
人気のあるミュージカルだけあって、セットにもたくさんお金がかけてあって、いろんな仕掛けもあり、楽しめます。
とりあえず、ブロードウェイで何かひとつまず観るなら、私ならこれをおすすめします。

個人的には古いポップミュージックが好きなので「Hairspray」や「Memphis」が好みですが、それを差し引いても「オペラ座の怪人」は素晴らしいミュージカルだと思います。







ミュージカル「The Marvelous Wonderettes」の第2部。

これから観に行く方はネタバレ注意です。



1958年の第1部の10年後、1968年のリユニオン(同窓会)が舞台です。

オープニングは、Martha and the Vandellasの「(Love is like a) Heat Wave」。
60年代とあって、衣装もシュープリームスを思わせるような縦に長いヘアスタイルとラメの入った派手なドレスに変わっています。

4人のそれぞれの10年を歌に乗せて思い返すというストーリーの流れ。

彼氏の裏切りにあったベティ・ジーンは、「It's My Party/涙のバースディパーティ」(Lesley Gore)、「I only want to be with you/二人だけのデート」(Dusty Springfield)。

恋人との悲しい別れを経験したシンディ・ルーは、「Leader of the Pack/リーダー・オブ・ザ・パック」(The Shangri-Las)、彼のことを思い出して「Maybe/メイビー」(The Chantels)。

その後、なんとMr. Leeとデートをし始めたというミッシーは、「Teacher's Pet/先生のお気に入り」(Doris Day)、しかし彼への不満を募らせて「You don't own me/恋と涙の17才」(Lesley Gore)。

そして、結婚し妊娠中のスージーは、夫に対する不信感から「Maybe I know/メイビー・アイ・ノウ」(Lesley Gore)、でももっと私を見てよ!私を尊敬してよ!と「Respect/リスペクト」(Aretha Franklin)を力強く熱唱。

ラストに向かっては、Mr. Leeからミッシーへのプロポーズもあって(またあのおじさんが引っ張り出されていました(^_^;)、The Plattersの「With This Ring」で大盛り上がり。

エンディングは、しっとりと静かに「Thank You and Goodnight」(The Angels)を4人それぞれが1コーラスずつ歌っておしまい。
アンコールが無かったのが残念でしたが、この曲で終わるのがきっとパーフェクトなラストなのでしょう。
スージーが、「See you in 1958!」と言い残して舞台を去って行きました。

それぞれの歌の内容に合わせて、うまくストーリーが進んでいくのが楽しいです。歌詞の内容がわかっていれば楽しみも倍増かもしれませんが、それ以上に彼女たちのパフォーマンスの素晴らしさに魅了されること間違いなし!

なぜにこの時代の音楽は、アメリカ人だけでなく日本人の私の心までをこんなにとらえて離さないのでしょう。もう50年も経っているというのに、決して飽きることなく聴く度に心躍らせ感動させてくれます。いつまでもこんな風にして誰かに歌い続けてほしいものです。私もいくつになっても聴き続けていくことでしょう。

日本に帰国しても興奮冷めやらぬ私は、4枚組のCD「One Kiss Can Lead to Another: Girl Group Sounds Lost and Found」(7950円ナリ)を注文してしまったのでした…。