いよいよあと10時間で出発です。
明日の早朝に出発して、成田空港に着くのが27日(金)の夕方。そこから東京駅まで出て、新幹線で京都まで帰ります。自宅に着くのは金曜日の深夜の予定です。

なんだかあまり実感が無いというのが今の気持ちです。
ここしばらくいろいろあったので、感傷に浸るヒマが無かったと言うか・・・。
寂しい、悲しいばかり考えると、耐えられそうにないので、考えないようにしていると言うか・・・。
日本で落ち着いたら、3年間の総括を書いてみたいと思います。


月曜日にホテルに移ってからは、挨拶回りをしていました。
ホテルに移るともう荷造りもしないので意外にヒマなのですが、離任直前で忙しいと思って誰も誘ってくれないので、自分から電話をかけて「今から行っていい?」と押しかけました。

英会話の先生Jennifer(3月からザンビアに行っていたのですが、しばらく帰国しています)、Larmenier VillageのThelma、Blue KerryのDawn、アメリカ大使館のKate、仲良くしていた大使館の館員夫人。
いろんな人にゆっくりさよならを言えて良かったです。

先日のフェアウェルコンサートのプログラムに、みんながメッセージを書いてくれました。
farewell concert 5

farewell concert 6

Jenniferは大学時代、ミシガン州にいたのですが、なんとディジー・ガレスピーと知り合いだったそうです。
フェアウェルコンサートで「チュニジアの夜」を弾いたので、ディジーの思い出をいろいろ話してくれました。冗談が好きな面白い人だったらしいです。



3年間、楽しいことも辛いことも本当にいろいろあったけれど、今は「来て良かった」と心から思います。良いことも悪いことも含めて、誰にもできない強烈な経験をしたと思います。
今や、私にとってジンバブエは特別な国。強い濃い思い出として、心の中に一生残っていくことでしょう。

3年間、日本のみなさんにも、本当にありがとうございました。
ジンバブエにいる間、このブログを通じて画面の向こうに日本を感じることは精神の安定を支えてくれたし、日本に帰ったときは一緒に過ごしてもらったりいっぱい話を聞いてもらったり。
みなさんのおかげで頑張れました。
特に家族にはたくさん助けてもらって感謝しています。
電話一本、メール一通ですぐに動いてくれる存在があったからこそ、私たちはジンバブエで誰よりも充実した日々を送れたと思います。
どうもありがとう。これからは家族孝行します。

そして、出戻りの私を快く受け入れてくれるみなさんにも感謝です。おかげさまで、何も失うことなく、3年前と同じ生活に戻れそうです。


「アフリカの水を一度飲んだ者は、再びアフリカに帰る」。
英語では「アフリカはあなたの血に流れ込む」。
11月にまた戻ってくる予定をしています。
だから、GoodbyeではなくBye for now。とりあえず、今はさようなら。




私たちより5日ほど早くジンバを去られるご夫婦の送別会バーベキューに参加しました。

奥さんは私と年齢がひとつ違いで、2年半ずっと一緒にピアノのワークショップをやっていました。
周りへの気遣い、他人を決して不快にさせることのない性格の良さや思慮深さをとても尊敬していた方でした。

最後に「どうもありがとう」と言って手を差し出されたとき、泣きそうになってしまって、その場は我慢しましたが、帰りの車の中で号泣してしまいました。

私にとって3年間のジンバブエ生活と切っても切り離せないピアノ、そのピアノを通じて仲良くなって一緒に頑張ってきた方との別れは、本当にもう終わってしまうんだなという思いを実感させられました。
一足先に日本に帰られるので、また日本でお会いすることができるのですが、もう週に一回ワークショップでおしゃべりしたりピアノを弾いたりすることがないのだと思うと、本当に寂しいです。

これから出発までの一週間は「これで最後」の連続で、ひとつひとつオーバーカムしていかないといけないのはわかっているのですが、押し寄せる波に飲み込まれてしまいそうで涙腺がもつか心配です。

でも!実は年内にジンバに戻って来るべく、フライトを予約しました。
もう着替えもパジャマも置いて来ます。
これで、みんなに”Goodbye”ではなく、”See you”と言うことができます。


今日は夕方からLamenier Villageで演奏します。
今回で最後になるので、感謝の気持ちを歌で表現しようと、シンガーを迎えて2曲ほど伴奏することにしました。

歌ってくれるのはNigel、Margotの生徒さんで、何度か伴奏をしたことがある人です。
私はミック・ハックネルやジョン・フォガティといった男性のハスキーな高い声が好きで、彼はテナーパートなので迷わずお願いしました。
ハスキーではありませんが、きれいなハイトーンボイスの持ち主です。

曲は、Boz Scaggs「We're All Alone」と「'Till There Was You」(ミュージカル"The Music Man"より)の2曲。
「We're All Alone」は良い伴奏譜を持っていて、中学生の頃からずっと弾きこんでいた曲。20年以上の時を経て人前での披露となりました。

「'Till There Was You」は、ポール・マッカートニーが歌っているバージョンを聴いて大好きになった歌です。
印象的なメロディも良いですが、何より好きなのは歌詞。
ラブソングで、「あなたが現れてから、私の世界は色づき始めた」という内容です。
老人ホームでピアノを弾くようになってから、ここでの私の生活は一変したので、その気持ちを伝えたくてこの歌を選びました。


ということで、昨日は我が家でリハーサルをしました。
ずっとやってみたかった曲ができたので、かなり感激でした。
今日の演奏が楽しみです。

リハの後は、ディナーを共にしました。
事前に「何か食べられないものがあったら言ってね」と伝えていたのですが、Nigelの返答は「カトリック教徒だから、金曜日に肉を食べない」とのこと。
日本ならまだしも、ここで肉を使わない料理なんて・・・どうするよ!?と思ったのですが、まぁサラダやカラマリフライ、オープンオムレツなどでなんとかそれらしいものを用意しました。
昔、ユタ州にホームステイしたときも日本茶をお土産に持って行って失敗したし、宗教を持たない日本人からすれば食のタブーはなかなか理解が難しいです。

時間が全然足りないほど話が弾んで、とても楽しかったです。


では、今から演奏に行ってきます。






日本人の方にフェアウェルのディナーに招待していただきました。
つい先日、日本から戻って来られた方なので、貴重な日本食もたくさん出してもらって、もうすぐ日本へ帰る身としては恐縮するばかりです。

日本から戻って来るときに、成田空港で林真理子さんを見かけたとのこと。ドバイまで同じ便だったらしいです。
「え~~~~っ」と思わず叫んでしまったくらい、うらやましかったです。
著書は全部読んでいるし、飛行機に乗るときはかなりの確率で彼女の本を持っています。
なぜ私がその目に遭わなかったのか・・・。"握手をしてもらって、著書にサインをもらうの図"を想像して、しばしひとり別世界に飛んでいた私です。





4月21日にフェアウェルコンサートをします。
前半はソロを弾いて、後半は音楽の会のメンバーとの連弾や伴奏というプログラムです。

会のリーダーDawnとはビートルズの「And I Love Her」を一緒に弾きます。
リコーダーのElizabethは、ヘンデルのソナタを伴奏します。

ということで、その2人とリハーサルをしました。

両方ともそう難しい曲ではないので、テンポやエクスプレッションなどを確認して練習は早々と終了。
あとはDawnのご主人もまじえて、お茶しながらいろいろおしゃべりしました。

日本に帰ったら、こんな風に複数の外国人の中で英語を話す機会はほとんど無いんだろうなぁとまたしんみりしてしまいました。

来週、もう一度リハーサルをして、本番に臨みます。