今回で2回目となるケニーズ春祭り"バトルライブ"。
ケニーズにレギュラー出演している4つのバンド、津田実とカントリークラブ、シン上田とトラッカーズ、テキサス・ローズ、永冨研二とテネシーファイブが一同に会してステージを行う企画ライブです。
普段は同じライブハウスに出演していながら出演日が違うのでなかなかお互いに親睦を深めることができないのですが、昨年7月の第1回目以来、ライブ後の親睦会などもあってバンド同士の横のつながりもできて、(永冨先生曰く)お客さんよりバンドに評判の企画です。

横のつながり、と言いながら、やはり同じジャンルの音楽をやる者同士ですので、そこは"勝ち負け""バトル"という言葉がそれぞれのバンドに見え隠れします。そこで大切なのは出演順。ライブスタート前に出演順が発表されましたが、大トリ以外のバンドはホッと胸をなでおろし、大トリになったバンドはプレッシャーかかりまくるわ終わるまでお酒飲めないわで開始前から明暗を分けていましたが…。

では、出演順に沿って、ライブをレポートしていきたいと思います。

まずは、津田実とカントリークラブさん。
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自称"4つの中でいちばん人畜無害のバンド"ということでしたが、うん、確かに。その通りかも(^_^;)皆さん穏やかで優しい方ばかりで、一緒にいて落ち着きます。
サウンドはクラシックなカントリーを中心に、最近はJazzyなレパートリーも増えつつあります。
私がTN5に加入した7年前からのおつき合いで何度もピアノで参加させていただいたこともあって、今回3曲でピアノを弾かせていただきました。カントリークラブさんの素朴なカントリーは、メンバーの皆さんの人柄と同じように温かく安心感があります。


次は、シン上田とトラッカーズさん。
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4つのバンドの中でいちばん平均年齢が若いこともあって、いつもパワーのある熱いパフォーマンスをされます。だけど、今日の「Blue Eyes Crying in the Rain」「Angel Flying to Close the Ground」のようなしっとり静かなナンバーも聞かせるんですよね~。緩急のあるステージにぐいぐいと引き込まれていきました。
ラストは私の門出のために「Johnny B. Goode」を演奏してくださって、いやホント、これは私のルーツとも言える曲で私にとって最高のはなむけです。曲の途中でシンさんがステージに呼んでくださってソロまで弾かせてもらいました。トラッカーズさんの強力なバックアップにノセてもらってピアノを弾いていると、体の中の体温が上がるのを感じました。やっぱりこの曲は血が騒ぎます!


3番手は、永冨研二とテネシーファイブ。
オリジナル曲「ふるさとあとに」では、トラッカーズさんとテキサス・ローズさんのために永冨先生が作詞したという大阪版と神戸版も加わって、とても盛り上がりました。本当に「みんないい人ばかりです」。
テキサス・ローズのスティールギターDaddyさんがTN5に参加されて「Your Cheatin' Heart」を一緒に演奏しました。Daddyさんはいつもウェスタンスィングの複雑なスティールを弾かれているイメージが強かったので、Hank Williamsのフレーズがとても新鮮でした。一緒に演奏できて良かったです!
永冨真梨ちゃんはステージに登場した途端、号泣でした。私もこれまで数々のバンドをやってきて、メンバーの脱退がどれだけ寂しいものかよくわかります。ある日を境に、いつもそこにいたメンバーがいなくなるというのは本当に辛いものです。特にバンドは視覚にも聴覚にもその人の不在が現われます。真梨ちゃんと組んだユニットがTN5に加入するきっかけとなって、女性メンバーがお互いだけということもあっていつもいろんな話をしました。巷の女性とは違って、ベタベタせず気を遣わずにいられたのが私にとってとても居心地が良かったです。真梨ちゃんの涙を見ると悲しい思いをさせて本当に申し訳ないと思います。涙の原因の張本人がなんだかケロッとしていて、私ほんまに冷めた人みたいですが、なんとなくまだあまり実感がないのと、TN5や真梨ちゃんとはこれっきりになるという気が全くしないのです。3年経とうと何年経とうと、子どもの頃のかけっこで転んだ友達が起き上がるのを待ってから走り出したという真梨ちゃんのピュアな優しさもきっと変わらないでしょう
バンジョーTeddy小山くんのコーラスデビューもありました。これからもコーラスの主力となって活躍してくれることと思います。


そしてそして大トリは、テキサス・ローズさん。
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ご本人たちはえらい緊張で汗かいたはるようでしたが、無理もありません。これまでの3つのバンドがそれぞれMCでプレッシャーをかけるようなことを言わはるんですよ。でも、実力・魅力共に間違いなくトリに相応しいバンドです!
三の線を封印とかでいつもの楽しいMCは今日は控えめでしたが、確かな演奏技術とステージングできっちりライブを締めていただきました。
ラストの「Faded Love」には私もピアノとコーラスで参加させていただきました。ちゃんと演出を考えてくれたはったのにうまくできなくてごめんなさい!でもとても幸せな時間でした。

ということで終わってみたら結果的に4つのバンド全部に参加させてもらった私は本当に幸せ者です。
打ち上げで出演者の皆さんと話していてもホントに楽しくて良い人たちばかりで、もうすぐここから去るなんて考えたくないことですが、TN5を始めとして皆さんの優しさの中でぬくぬくと過ごしてきた自分をしばらく厳しい状況に置いて、3年後にはもっと人間的に成長して戻ってきたいと思います。

今日で私のTN5メンバーとしての活動は小休止の予定でしたが、思うところあって何とか都合をつけてあと一つだけステージに参加させてもらおうと思います。"店じまいセール"と看板を掲げてなかなか閉店しないお店のようにしつこいようですが、あと一つおつき合いください。