土曜の夜は、Larmenier Villageという場所でピアノを弾いてきました。
Blue Kerry、Pleasant Waysに引き続いて、老人ホーム慰問演奏の第3弾です。

8月にBlue Kerryで弾いたときに、たまたま友人を訪ねて聴きにきていたThelmaという女性(なんと89歳!!)が電話をくれて、自分の住んでいるコンプレックスでも演奏してほしいと頼まれたのがきっかけです。

Larmenier Villageは、100軒ほどの家が立ち並ぶ巨大コンプレックス。65歳以上からしか入居できないのだそうです。
大きな場所だけあって、お客さんもたくさんいました。70人くらい?
audience 1

audience 2


演奏を始める前に、Thelmaが私を紹介してくれました。
Blue Kerryで私のピアノを聴いたとき、思わず踊り出しそうになり、「I must get her!」と思ったのだそうです。
3週間ほど前に、このコンサートの打ち合わせをするためにこのコンプレックスに来たとき、夫が庭にいるのを忘れて家の鍵をかけてしまって、幸運にも携帯電話だけ持っていた夫から電話があって「なるべく早めに帰ってきてなー」と頼まれた、そんな話まで紹介されつつ、ってか、この話で私の印象、すごくどんくさい人みたいになってない?

演奏したのは、前半7曲、後半7曲の計14曲。
いつもの曲に「Green Sleeves」「Danny Boy」「Love Me Tender」「恋はみずいろ」を加えました。
なるべくみんなの知っている曲を弾きたいなと思って上の曲を選んだのですが、有名な曲はミスタッチするとバレバレなので、そこが難しいところです。
「Love Me Tender」は、あまり選曲がアメリカンになると良くないかな…とも思ったのですが、やはり名曲は国を選びません。一緒に歌っている人のハミングが聞こえてきました。

日本の曲は、「朧月夜」と「七つの子」。「七つの子」は、私たちの年代には♪カラスの勝手でしょというあの替え歌が印象強いですが、これは素晴らしい曲です。今回弾いてみて、それを実感した次第です。


今回、2~3日前にお客さんに配るプログラムを印刷した後で、なんとなくフォスターの曲が弾きたくなって、インターネットで楽譜をダウンロードして急きょ用意しました。
アンコールがあっても無くても、本編の後にムリヤリ弾いてやろうと思っていたのですが、アンコールをもらえて弾かせていただきました。

メドレーで弾いて、1曲目は「Camptown Races / 草競馬」。(「クイズダービー」の回答を考えるときに流れていた曲です)
これは、より賑やかにするために、連弾の楽譜の伴奏パートを電子ピアノにあらかじめ録音しておいて、それに合わせてメロディパートを弾くというのをやってみました。
テンポの速い、ノリのいいアレンジだったので、ちょっと盛り上がったところで、2曲目は静かな「Beautiful Dreamer / 夢見る人」。今夜は皆さんが良い夢を見られますようにというメッセージも伝えました。この曲は本当に良い曲です。パーフェクトなメロディ。世界中の名曲トップ10に入るのではないでしょうか。
両方とも初見で弾けるほど簡単な譜面でしたが、楽曲の良さに大いに助けてもらって、演奏の後はまさかのスタンディング・オベーション。涙が出そうになるほどうれしかったです。ピアノを弾いていて本当に良かったと思える瞬間です。

またここで弾く機会をいただけそうな予感です。
とにかく、私がジンバブエで信条にしているのは、「ピアノの依頼があれば断らない」こと。よほどアヤしげなものでない限り、場所やお客さんの人数に関わらず、必ず受けることにしています。


ビックリしたことがひとつあって、お客さんの中にFloyd Cramerの「On the Rebound」を弾いたことがあるという人がいたこと!彼自身もピアノを弾く人で、推定70歳、リアルタイムでFloyd Cramerを知っている貴重な存在です。Cramerの代表的な奏法"スリップノート"ももちろん知っていて、しばし彼のピアノの素晴らしさについて語り合いました。

さて、これからは12月のクリスマスコンサートに向けて、新たに練習を始めなければなりません。すでに3つのコンサートが決まっています。頑張ります。


今日のピアノ。
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こちらのピアノはほぼ全てそうですが、これも例にもれずひどい Out of Tune。さらに、楽譜スタンドを下ろすと、鍵盤との間にスペースが無くなって弾きにくいったらありゃしない。目指すは「弘法筆を選ばず」か。