先日、リサイタルを観に行ったピアノのデュオ「Coady & Leigh (コーディ&リー)」の公開レッスンに参戦してきました。

オーストラリア人の男性2人組。
左がコーディさん、右がリーさんです。(逆光で見辛いですが…)
coady and leigh

二人の位置は常に変わらず、主にコーディさんがメインを弾いて、リーさんが伴奏というスタイルになっています。
コーディさんは大胆でシャープな演奏、リーさんはソフトかつ確実なテクニックで曲を作り上げ引っ張っていく感じ。
しかし、二人ともまあ鳥肌が立つほどの超絶技巧です。逆に言うと、ここまで弾けても世に出ることが難しいというプロの世界の厳しさを垣間見た気がしました。

公開レッスンは、一人一曲、持ち時間20分の25ドル(安!!)。
参加者は私を含めて3人でした。

私は、ラフマニノフの「前奏曲 23の5」を持って行きました。
先生2人が横について、順番にアドバイスをくれるという形式。

まずはリーさんから、頭の位置や座り方といった姿勢とピアノとの距離という非常に根本的なところから直されました。
そして、弾くときにとても力が入っている部分があるので、その改善のしかた。

リーさんの教え方はとても丁寧でわかりやすく、こういう練習をすれば良くなるという具体的な方法を示してくれました。
力の抜き方とか小さい音の出し方とか、非常に有用な技術的なアドバイスが中心でした。

続いてコーディさんは、ダイナミクスやペダルの使い方といった表現についてのアドバイス。
メロディをもっとクリアーに響かせること、それから、かなり細かい音についての説明も受けました。
力強い曲だけれども、もっと音量を落とすところは落として音のレンジを広げないといけないとのことでした。

3分の1まで進めたところでタイムアップ。
みてほしかった中盤部分までは教えてもらうことができませんでした。残念。
5分ほどオーバーしてくれたんですけど、それでも25分なんてどう考えても短いよ~。

この曲、リーさんは弾いたことが無い、コーディさんはずっと昔に弾いたことがある、とのことでしたが、私が何ヶ月もかかってヒーコラ言ってやっとできた譜読みを、彼らはほぼ初見で完璧に弾いてしまうんですよねー。

この曲について私が質問したかったのは、
「鍵盤を強打する箇所が多いが、どうやったら力を抜いて弾けるか」
「高いところから低いところまで音符がとびまくるが、どうやったらミスタッチを減らせるか」
の2つだったのですが、私が訊くまでもなく、二人はこれについてアドバイスをくれました。
さすがです。

彼らから見たら幼稚園児程度の演奏だったと思いますが、1オクターブ+5まで届くほどの大きな手の持ち主であるラフマニノフの曲を頑張って弾いているファイトだけはほめてもらえました。

本当にあっと言う間の25分間でしたが、レッスンが楽しくて夢のような時間でした。


リーさんは「日本に行ったことはないけれど、行ってみたい国のひとつ」と言っていたので、彼らの演奏を日本で聴ける日が来たらいいなと思います。

またしても逆光ですが、せっかく一緒に撮ってもらったので。
coady and leigh 2